「東京タラレバ娘」最終回の感想まとめです。
タラレバばっかり言ってた3人娘は、どんな決断を下すのか?
女の幸せって?結婚って、大人ってなに?30過ぎたら結婚しないと可哀想なの?
そんなことを色々と考えさせられたいい最終回でした!
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映画の感想の前に、映画好きのあなたに耳寄り情報です。
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倫子は早坂と別れ、本当に好きなKEYに自分の気持ちを伝えて両想いに。
香は婚活に励むも成果なし。そこに涼が現れ、彼女と別れたと真剣に復縁依頼。答えを保留するも、揺れる香は時間をかけて彼の本気度と自分の気持ちを確かめることに。
小雪は子供を連れた丸井と偶然再会。父親の顔の丸井を見て心から「有難う」と伝えることができ、前を向けた。
「大人の判断」で早坂を傷つけた倫子の決断は…
前回、早坂には体調が悪くなったとウソをついてデートをキャンセルし、ボロボロになって泣くKEYを自分の部屋に連れ帰ってしまった倫子。
「あいつを連れ帰ったのは、ただの人助け。それ以上でも以下でもない」
「自分はもう歳だし、早坂さんなら(稼ぎも見た目も性格も年齢の釣り合いも)申しぶんないから幸せになるんだ」
「あいつは年下だし、私のことなんて眼中にない。(だから、私もあいつのこと好きとは認めない!)」
そんな言い訳をしながら、倫子は自分の本当の気持ちに蓋をして、何事もなかったかのように早坂と一緒に住む物件の内見へ。
そこで久しぶりに現れたタラとレバに説教される倫子。
タラ「なんで金髪を泊めたこと、早坂さんに隠すタラか?」
倫子「そりゃ言えないでしょ!」
レバ「なんで金髪を抱きしめたレバか?」
倫子「そ、それは…あんな姿見たら、つい…」
レバ「倫子さん、それは女の本能レバ。つい抱きしめたのに、ついウソついたのに、つい言えなかったのに…」
タラレバ「「女は本能には抗えないタラ(レバ)!」」
倫子「本能…?」
倫子「女30歳、本能のまま生きられるほど若くない。早坂さんとの結婚に向かって突き進んでいくんだ。」
それでも適当な言い訳を並べ、倫子は早坂さんとの同棲を進めようとします。
しかし、「呑んべえ」でいつものように女子会していると、なぜか早坂とKEYが出現!
気、気まずい…
しかも、何故か空気の読めない小雪のお父ちゃん、倫子のアパートからKEYが出てきたことをバラしてしまいます!!
お、お父ちゃーーーん!!そこは空気読んで!!なぜバラしたし!!!
お父ちゃん、倫子とKEYがほぼ思いあってるのは気づいてて、てっきり付き合ってるんだと思ったのかもね。
KEYはさっさと逃げ帰るし、香も小雪もテーブルを去り、気まずい空気のまま2人きりになる早坂と倫子。
照れくさそうな早坂と、沈んでいく早坂のギャップがすごい…
バレてしまったため、仕方なく事情を説明する倫子。
早坂はムリやり納得したような、大人の優しい対応をしてくれますが…
この時から早坂と倫子の間には不協和音が流れ始めます。
自分の気持ちをごまかしているうちに、早坂と一緒に住む物件も決まってしまいました。
あんなに心の底から望んでいた「女の幸せ」が手に入りそうなのに、どうしてもKEYに惹かれてしまう倫子。
倫子「写真もないし、連絡先も知らない。何もないあいつへの想いに蓋をするのは、きっと簡単なはずだ。忘れよう」
しかし、どうしても自分の気持ちを抑え切れるものではありません。
つい、KEYとよく会うあの東京タワーが見える場所へ行ってしまいます。
それはKEYも同じようで、またしてもバッタリ会うふたり。
倫子は早坂と結婚すべきだし、もうこうやって会うのは最後だと思っているKEY。
珍しく「あんたには感謝してる。ここで色々話して救われたから」と、素直です。
しかしまあ、連絡先も知らないまま、ただ近所に住んでて同じ居酒屋「呑んべえ」で出会ったってだけでお互い恋に落ちていくんだから不思議なもんだね。
もしかしたら、亡くなったKEYの奥さんがつないでくれたのかもね。
そんなこんなで仲良く話す2人を、よりにもよって早坂が目撃してしまいます。
この切ない表情。早坂さん、ホント可哀想…
気持ちに蓋をして、気づかないふりをしていたのは倫子だけでなく早坂も一緒です。
でも、そんな我慢は続きません。疑惑が確信に変わり、早坂は自分から倫子に別れを告げます。
それも、最大限に優しく倫子を気遣ったかたちで。なんていい人なんだ!
早坂「倫子さん、KEYくんのことが好き?(横に振る倫子に)ダメだよ、倫子さん」
早坂「気持ちに蓋をすることも、ウソをつくことと同じじゃないかな。僕はね、それでもいい、それでもいいから倫子さんと一緒にいたいって思ってたんだ。でもやっぱり、それはムリだ。」
早坂「倫子さん、僕たち、戻ろう。仕事仲間に。」
早坂さん、優しすぎだろ…怒っていいとこだよ。男女逆にしたら、セックスしたいがために『付き合おう』って言われてもて遊ばれたようなもんなんだから。結婚したいからって振り回されて利用されたんだよ。それなのに、本当に仏のよーないい人だ…
優しすぎるのが早坂さんの欠点であり、美点でもあるよね…ここでもし倫子をキツく怒れるような早坂さんなら結果は違ったかも?
「幸せになりたい、結婚して安心したい」
という身勝手な欲望で早坂を利用し、深く傷つけてしまった倫子は落ち込みます。
でも、そこに自分で気がつけて、自分で猛省できているのですから。すこし前の自分を省みない、行動しない上にタラレバ言ってばかりの倫子と比べたらすごく成長したと思います。
結婚は条件より愛だろっ!このすっとこどっこい!
「歳だから、釣り合うこの人でおさまろう」という結婚は自分のためにも相手のためにもならない、失礼極まりない選択です。
結婚は「この人なら何も問題ない!」じゃなくて「絶対、この人以外いない」と思える相手とするものです。
そうじゃないのに結婚したって何の意味もないどころか、マイナスです。
たしかに結婚には愛だけじゃなくお金や条件も大事かもしれません。
ですが、愛があれば、お金は稼げます。
しかし、お金や条件だけが揃っていても愛は得られません。
結婚してから起こるいろいろな問題を乗り越えていくためには、ふたりの関係の根底に「愛」が必要。
「他に選択肢なんてない。条件ではもっといい人がいるけど、それでもこの人と一緒に居たい」
そう思えないと意味がないのです。
KEYに気持ちを伝えると決意した倫子
最後までタラとレバに叱責され、覚悟を決めた倫子。
結果がどうあれ、KEYの気持ちがどうであれ、KEYに自分の気持ちを伝える、と決断します。
その結果、もし振られることになったとしても後悔はしないし、タラレバも言わない。KEYを責めることもしない。
だって自分が選んだことだから。
そう考えて行動できるのが「自分で自分のケツをふける、本当の大人」です。
すこし前のムダにプライドの高い臆病なタラレバ倫子なら、
「だって向こうの気持ちもわからないし…」
「もう歳だし、若い男になんて相手にされないし…」
「ていうか、女から告白するとかナイでしょ。それも年下のイケメン男に…」
と、絶対に自分から告白なんてしなかったでしょう。
それに比べたら素晴らしい成長ぶりです。
そして1ヵ月後…結婚式場が映ったから招待状をよこした倫子の同級生か?と思えば早坂さんも来てるし…
KEYの映画撮影のエキストラでもしてるのか?と思ったらまさかのマミちゃんの結婚式!
しかも相手の男が違う(笑)
早坂さんを振って付き合ったおしゃれなスタイリストじゃなく、パッと見はなんだかサエない男…
マミ「今までの彼氏の中でいちばんイケメンじゃないし、将来性もイマイチなんですけど、わたし、チョー幸せですっ!!」
すばらしい。結婚って本来そういうものじゃないか。
イケメンだから好きとか、年収高い男つかまえたから絶対幸せになれる、とか。本当くだらない。
そんなもの、いつなくなるかわからない。
むしろそういうわかりやすいメリットがないのに一緒にいたい、この人となら幸せになれるし不幸も乗り越えられる!と思うからいい結婚ができるんですよね。
まあ、結婚したことないけどさ。
1か月ぶりに再会したKEYに、倫子は自分の気持ちを伝えます。
倫子「早く帰ってこないかなって思ってた」
KEY「何で?」
倫子「あんたに、言いたいことあったから。あたし、早坂さんと別れた。」
KEY「えっ…」
倫子「あんたのせいじゃない。…ってそんなこと言いに来たんじゃなくて。あたし、あんたのこと好きだわ。」
ポカンとするKEY。
じゃあね、と背を向けて歩き出した倫子をKEYが呼び止めます。
KEY「あのさ。俺もあんたのこと、好きかも。って言ったら…どうする?考えといてね、タラレバさん。」
うーん、いいね。タラレバさん、って呼び方が。
「鎌田」でも「倫子」でも「倫子さん」でもない。
どんな風に呼べばいいかわからないから、照れくさくてつい好きな子に変なアダ名つけちゃう男子小学生のような心理!
なんだかニヤけちゃうふたり。ヒューヒュー!いいねえ!!
いいねえ!タラレバ娘、最後には自分なりの幸せを見つけたじゃん。この先どうなるかはわからないけど、彼氏がいようがいまいが、結婚しようがしまいが、幸せは自分で決めるって気づけたんだし。
うん!結婚だけが幸せじゃないし、すればいいもんじゃないよね。大事なのは自分がいまある幸せに気づけるかどうかじゃないかなあ。正直、この日本で三食ゴハン食べられて、気心知れた友達がいて、安全に生活できてるだけでものすごい幸せだよね。
最後の倫子のナレーションが、またいい。
倫子「女の幸せつかむ!とか、誰かに幸せにしてもらう!とか。でも、そんなの間違ってた。幸せは、自分が決めるものだ。」
まったくその通り!!
ドラマ「東京タラレバ娘」、自分の幸せを男にゆだねがちな恋愛中毒の女性、結婚しなきゃと焦って失敗ばかりの女性にはいい薬になったのでは?
漫画より毒気が抜けているとはいえ、色々なことを考えさせられたいいドラマでした!!
より毒の強い原作漫画もオススメ!
東村アキコ先生の原作漫画「東京タラレバ娘」で登場する3人は33歳、より崖っぷちの設定です。
ドラマはあれでもかなり毒が抜かれて、優しくなっているとか。原作ってどんだけ恐怖の嵐なんだろう…
「もう女の子じゃないんだから、自分で立ち上がれ」
「結果出せて当たり前。あんたらの歳になると、チャンスがピンチなんだよ」
アラサーなら女性でも男性でも、誰でも身につまされるような、刺さるひとことがあるハズ!
まとめ
タラレバ娘の最終回は、いろいろな名言を残して終わった。
女は本能には抗えない。理屈でこの人と幸せになる、この人を好きになると言い聞かせてもムダ。
自分の気持ちに蓋をするのは、自分のためにも相手のためにもならない!一度きりの人生、後悔しないよう素直に。
結婚しようがしまいが、恋人がいようがいまいが、幸せは自分で決めるもの。
年齢や世間の声に縛られるなんてバカバカしい。人生の主役は自分なのだから。